昨日の続き。
キクリヒメが古事記に出てくるといったのは誤りで、
正しくは日本書紀の一書(あるふみ)の中に一瞬だけ出てくる、でした。
どんな話かというと・・・出産で亡くなったイザナミと
黄泉の国まで追いかけてきたイザナギは黄泉津比良坂で言い争いになります。
そこに現れたキクリヒメが“あることば”をイザナギに申し述べると、
イザナギはたいそう気をよくされてその場が収まった、そうです。
たったそれだけの話で、“あることば”が何であったのか、なぜそこに現れたのか
などが不明で、謎の多い神様です。
キク=聞き入るとか、キクリ⇒ククリつまり二つのものを結ぶとかいろいろ解釈されて
転じて縁結びの神様とされているようです。
私的には、キク(匊)=すくう、つまり相手の言葉に耳を傾け気持ちをすくい取るも
入れてほしい、と思うところです。
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